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治療法

睡眠障害となってしまったときには正常な睡眠が出来るように治療を行う必要があります。

ではどのような治療が行われるのでしょうか。
この記事では睡眠障害で行われる治療法についてみていきます。


★睡眠障害は何科にいけばよいのか
そもそも、睡眠障害となったときにはどの分野の病気に当てはまるのかよくわからないと疑問をもつかもしれません。

大きな総合病院などでは専門医が精神科、精神経過、心療内科にいます。
規模が小さい診療所でもそれらの診療科目があるならば受け手も良いのですが、より高度な治療を受ける場合には、やはり専門医に見せるのが一番です。


治療法

【薬物療法】
睡眠障害の原因となる睡眠環境、生活習慣の改善を行っても効果が現れないときには睡眠障害改善剤、つまりは睡眠薬を服用することになります。


ただ、薬物で強制的に眠ることで依存性を危惧するかもしれませんが、近年の薬は安全性が高まっているのであまり心配はいりません。

薬は効果の持続性によって分類され、長短時間作用型短時間作用型中間作用型長時間作用型にわかれます。



睡眠剤の分類
長短時間作用型

効果が表れるまで:10~15分

効果持続時間:2~4時間


投薬対象:入眠時障害


【薬】

ゾルピデム

効果:脳の神経を静めリラックスさせて自然に近い眠りをつくります。

目覚め後の不快感など副作用も比較的少ない薬です。


トリアゾラム
効果:脳の神経を静めリラックスさせて自然に近い眠りをつくります。

効果の切れがよいけれど、目覚め後にもうろうとたりする状態になることがあります。

投薬中止の時には反発症状も出やすいとされています。


ゾピクロン

効果:脳の神経を静めリラックスさせて自然に近い眠りをつくります。

安全性が高く不眠症にはよく使われる薬です。

対して、服用直後、夜間起床時にもうろうとしたりする状態になることがあります。

短時間作用型

効果が表れるまで:15~30分

効果持続時間:6~8時間


投薬対象:入眠時障害、中途覚醒


【薬】

エチゾラム

効果:緊張を和らげリラックスさせます。

うつ病やパニック障害などの神経症に処方されます。

副作用が少ないのでよく使われる薬です。

不眠治療に使われるのはこの種類の中でも催眠作用が強いタイプです。


ブロチゾラム

効果:脳の神経を静めリラックスさせて自然に近い眠りをつくります。

覚醒後の不快感などが少ない薬です。


中間作用型

効果が表れるまで:30分

効果持続時間:10~20時間


投薬対象:中途覚醒、早朝覚醒、熟睡障害


【薬】

エスタゾラム

効果:脳の神経を静めリラックスさせて自然に近い眠りをつくります。

比較的安全で持続時間が長いので、途中で覚醒する心配がある人に向いています。


フルニトラゼパム

効果:脳の神経を静めリラックスさせて自然に近い眠りをつくります。

比較的安全で、覚醒後の不快感などがなく不眠症の治療ではよく使われます。


ニトラゼパム

効果:脳の神経を静めリラックスさせて自然に近い眠りをつくります。

比較的安全で、またけいれんを抑える効果もあるので、てんかんの治療でも使われます。

長時間作用型

効果が表れるまで:徐々に

効果持続時間:長時間


投薬対象:中途覚醒、早朝覚醒 熟睡障害


【薬】

クアゼパム

効果:脳の神経を静めリラックスさせて自然に近い眠りをつくります。

比較的安全で、覚醒後の不快感もなく投薬中止の時の反発症状も少ない薬です。

不眠症の治療ではよく使われます。


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【睡眠衛生指導】
正常な睡眠習慣を身につけるための指導です。


具体的な例としては厚生労働省による指針が次の12点があげられており、それに即した内容が指導されることになります。

 

 1.睡眠時間は人それぞれ,日中の眠気で困らなければ十分
  これは睡眠とひとくちにいっってもどれだけの長さが必要なのかは年齢や体質、季節など様々な要因で変わってきます。
 睡眠障害ということを関していうのであれば、日中の眠気さえなければ問題はないという事です。 


 2.刺激物を避け,眠る前には自分なりのリラックス法
  覚醒を促すようなカフェインの摂取や喫煙は避けること。
  適度の運動やリラックスする音楽を聴くなどして睡眠しやすい状態をつくろうということです。


 3.眠たくなってから床に就く,就床時間にこだわりすぎない
  気負って眠ろうとしても逆効果です。
  自然と体が睡眠を欲するのにまかせて眠りましょうという事です。 


 4.同じ時刻に毎日起床
 規則正しい生活は、体内時計を調整するためにも重要です。
 休日だからといって遅くまで布団に入っていると次の朝に起きれなくなってしまいます。


 5.光の利用で良い睡眠
 光を取り入れることで体内時計は調整されるのです。
 逆による明るすぎると昼夜のく別がつかなくなってしまうので光のメリハリがきくような生活をするようにしましょう。


 6.規則正しい三度の食事,規則的な運動習慣
 朝食を食べることはエネルギー補給だけでなく、心身ともに起こす事につながります。
 また、食べたら規則的で適度な運動をすることで体が疲れて眠りやすくなるような状態をつくりだすことができるようになります、


 7.昼寝をするなら15時前の20~30分
 昼寝をしてしまうと、夜に眠れなくなりそれが心理的なストレスにつながり睡眠障害を引き起こします。
 特に夕方午後3時以降の昼寝はすべきではありません。


 8.眠りが浅いときは,むしろ積極的に遅寝・早起きに
  目が覚めていても床についていたままでは余計熟睡感を減らしてしまいます。そのようなときにはいっそのこと遅く寝て早く起きることで時間は短くても熟睡できたという感覚を作り出す事が大切です。 


 9.睡眠中の激しいイビキ・呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意
 習慣などが原因の睡眠障害と違い、専門的な知識を持って治療してもらわなければならない事態です。
 このような症状に当てはまると思ったときにはすぐに医師にかかるべきです。
  
 10.十分眠っても日中の眠気が強いときは専門医に
 十分な量の睡眠を取っていてもなお眠気が生じてしまうときには、ナルコレプシーなどが疑われます。
 眠る場所によっては命の危険すらあるので、きちんと医師の診察をうけるべきです。


 11.睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと
 酒を飲むと眠くなるというのは半分正解で半分まちがっていることです。
 酒を飲むことで飲んだときに眠気が生じますが、アルコールが回った数時間後には逆に覚醒効果がでてしまい、夜中に目が覚めてしまいます。


 12.睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全
 きちんと医師の処方通りに飲むことで睡眠薬は効果が出てきます。
 ましてやアルコールと同時に飲めば自殺行為といえるでしょう。


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【高照度光療法】

体内時計を調節するために強い光を浴びる治療法です。

本来は太陽光を浴びることが良いのですが曇りや雨の時には代わりに高照度の人工光を浴びるることになりますです。


機械を使うときには2500ルクス~10000ルクスの光を発する光治療器を2~3時間患者に照射します。

光を浴びる際には、同時になにか作業をしてもよいのですが、一定の回数は非火光源を見るようにしなければなりません。


この治療で光を浴びることでメラトニンの分泌は抑制され、夜暗くなるときにメラトニンの分泌が行われるので自然と睡眠に落ちることが出来ます。

これは蛍光灯でも出来るのではないかと思うかもしれませんが、蛍光灯はせいぜい数百ルクスしかないので治療に十分な明るさの光を生み出すことはできません。


【精神療法・心理療法】
睡眠障害を引き起こす原因として精神的なストレスや悩みがあります。
場合によってはうつ病にまでなっている事さえあるので、心理的なケアをするという意味で精神療法・心理療法はとても重要です。


カウンセリングなどを行い原因の特定、そしてそれを解決するための心理療法、アロマセラピー、自律訓練法などをおこないます。

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